キレイにお化粧をして、今日も一日がんばろー!仕事の合間にお手洗いへ行き、ふと鏡に映る自分を見ると何やら髪に白いものが…。
はっ!白髪…。気づかなかった、どうしよう。
髪にちらちらと白い髪が見えるだけで年齢を感じさせてしまう白髪。
染める?でもまだ生え際にちょっとだけだし…。抜いてごまかす?みんなどうしてるんだろ…
焦ってはいけません。白髪は加齢とともに増えていきますが、上手に対策すれば怖がる必要はありません。
もちろんサロンに行けば、プロの目で髪に合わせたケアをしてくださるのですが、白髪ケアは生え際が命なので1~2か月に1回などけっこう頻繁に通うことになるので、時間もお金もかかってしまいます。
家事、子育て、仕事もある中で、できれば手軽に、そして大切な髪に負担をかけないように、上手にケアをしていきたいですね。
まずは白髪のことを知ろう
ある日突然、白髪が気になり始める…その年齢はさまざまです。20代の方もいれば40後半の方もいます。一般的には女性では40台前後から増え始めると言われています。
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でもどうして白髪になるの?
白髪が生えるメカニズム
通常、髪は根元にある毛母細胞で作られ、色素細胞(メラノサイト)が作りだすメラニン色素が髪の内部に取り込まれて黒い髪となって生えてきます。
メラノサイトの働きがうまくいっていないと、メラニン色素で着色されずに髪が生えてきます。つまりそれが白髪なのです。
白髪になるパターンは、3通りあります。
①髪の毛が生え変わったタイミング ②髪の成長期の途中で徐々に白くなる ③病気などでメラノサイトの活動停止により、突然白髪になる
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半分だけ白い髪の毛を見つけることがあるけど、一般的には②に該当するってことなんだね
白髪になる原因
その1.栄養不足
ビタミン・ミネラル・良質のタンパク質が不足し、内臓の働きが衰え、血流量が減ることで、白髪になることがあります。
ビタミン
ビタミンC:肌や髪の毛を作るのに必要なコラーゲンの生成に関わります。
(多く含まれる食材…柑橘類やイチゴなど)
パントテン酸:身体をつくるあらゆる細胞やホルモンの合成を助ける働き。
(多く含まれる食材…レバー、納豆など)
ミネラル
アルギン酸:海藻のヌメリ成分。髪の保護や頭皮の乾燥を防ぐ役割。
(多く含まれる食材…海藻)
亜鉛:髪の成長に必要なたんぱく質の吸収を高める働きがあります。
(多く含まれる食材…魚介類やナッツなど)
タンパク質
髪の毛の主成分であるタンパク質の一種、ケラチンは18種類のアミノ酸から作られており、その中でも特に重要なのが次の2つ。
L-リジン:オルチニンと一緒に摂取すると髪の育成を促す働きがあります。
(多く含まれる食材…肉類・卵・大豆など)
チロシン:メラニン色素の原料となるもののひとつ。
(多く含まれる食材…チーズや大豆など)
その2.遺伝
メラニン色素が生成されにくい遺伝子や、成長ホルモンの分泌量が少ない遺伝子などが遺伝する、ということが研究によりこれまでにわかっているので、白髪になりやすい、なりにくいなど人によって遺伝的な要素が関係しているといえます。
その3.ストレス
身体にストレスがかかると、毛細血管が収縮してしまうため、毛母細胞の働きを弱める原因になります。
その4.加齢
加齢などによりメラノサイトの活動が衰え、徐々に髪の毛の色素が減少します。
その5.紫外線
紫外線により頭皮が刺激を受けると、活性酸素が生成され、体内の細胞や遺伝子が正常に働きにくくなります。
それにより、毛母細胞の働きが悪くなり白髪の原因となることがあります。
アウトドアで遊ぶときは、帽子をかぶって頭皮を保護するといいですね。
その6.睡眠不足
睡眠中には「メラトニン(体内の活性酸素を除去する働きをするホルモン)」が分泌されます。
たっぷりと睡眠をとることは、体内の細胞の働きを正常化して、白髪の生成を抑制することにもつながります。
白髪、抜いていい?
白髪を見つけたら、思わず抜いてしまいたくなりますね。でも、抜いた後に黒い髪が生えてくる補償がないうえ、抜いた毛穴が炎症を起こすことがあるので抜くのはやめた方がいいです。
![](https://ao-natural.com/wp-content/uploads/2020/10/ねこちゃん-2-150x150.jpg)
抜いちゃダメなんだね。がまんがまん。
白髪の予防方法は?
白髪を予防する成分というのはまだ解明されていません。
バランスの良い食事、ストレスをためないようにする、十分な睡眠時間、全身の血行を良くするよう適度な運動を心がけることが、白髪の予防につながるのではないでしょうか。
お手入れ方法
〈第一段階〉生え際に数本見える白髪
生え際などの一部分だけ染められるヘアマスカラがおすすめ。
100%植物由来の「式部染め」は紫根とウコンから抽出した成分で髪を自然に染めて、色持ちがとてもよいのが特徴。
お出かけ前でもサッと使えて便利です。
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〈第二段階〉髪全体に白髪が増えてきたら
髪全体に白髪が目立つようななってきたら、毛染めを考えましょう。どんな染め方があるのでしょうか?
カラー剤による染め方の違いをみていきましょう。
ヘアカラー
1液目で脱色、2液目で着色する方法で、キューティクルを開いて染料を浸透させるので髪の中までしっかり染まりやすく、褪色しにくいのがメリットです。
サロンやホームカラー用白髪染めもこのタイプですが、特にホームカラー用は短時間でしっかり染まるように薬剤が強めの場合が多く、髪や頭皮がデリケートな方には負担になる場合があるので、放置時間や染まり方など注意書きをしっかり読んで使用しましょう。
ヘアマニキュア
髪や頭皮への負担が少ないのがヘアマニキュアです。ただし染料が髪の表面に付着(着色)するだけなので色持ちはあまりよくありません。
カラートリートメント(白髪染め)
キューティクルを開かないで染料を浸透させるので、髪や頭皮にやさしいのが特徴です。ただ、髪の中心までは染料が届かず、数回かけて染めていくイメージです。
カラートリートメントでおすすめなのが、ヘナ。
まとめ
残念ながら、白髪を予防する成分というのはまだ解明されていませんが、バランスの良い食事、ストレスをためないようにする、十分な睡眠時間、全身の血行を良くするよう適度な運動を心がける…、つまりは健康的な生活習慣が、白髪の予防にも有効、ということがわかりました。
あらためて自分の身体の状態に目を向けてみて、無理しすぎない、できるだけ笑顔で、生活に、家族に、仕事に向き合っていくことを心がけることが、なによりもエイジングケアに効果的なのかもしれないですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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